吸指癖(指しゃぶり)
指しゃぶりがある全ての子供に口腔内への影響が出るわけではありませんが、長期間続くほどその影響は大きくなります。
①歯列•咬合への影響、②皮膚への影響などがあげられます。
①歯列・咬合への影響
歯列・咬合へ影響する吸指癖の要素
●指しゃぶりのの仕方(親指または他の指をどの向きでどこまで深く入れているか)
●頻度(寝付く前だけ、泣いた時だけ、日中暇な時常に、、など)
●どのくらいの時間吸っているか
●吸う強さ
●継続して吸っている期間 など
『開咬』 ・・・奥歯は噛んでいるのに前歯が上下噛み合っていない状態。前歯絵噛み切ることが困難。
『反対咬合』・・・普通上の前歯が下の歯に被さるように生えるが、下の歯のほうが前に出てきている状態。
『上顎前突』・・・出っ歯と呼ばれる状態。
②皮膚への影響
指しゃぶりにより”吸いダコ“指の”ふやけ“ができたりします。また、指しゃぶりにより口呼吸が習慣化し口唇乾燥が起きます。
3歳を過ぎると、社会性が発達することで恥ずかしいという気持ちからやめる子が増えてきますがまだ続けているということは子供なりの意味や理由がある場合が多いことを説明し、頭ごなしに否定したり、がみがみ注意しないように理解を求めましょう。