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歯周病について

中高年の8割に歯周病が 歯周病は、歯のまわりにある組織(歯周組織という)のいずれか、あるいはすべてに起こる疾患の総称で、歯周疾患とも呼ばれます。
歯周組織は、 歯肉しにく(歯の根と骨をおおっている部分で、通称歯ぐきという)、セメント質(歯の根の表面部分)、 歯槽骨しそうこつ(歯を支えているあごの骨の一部)および 歯根膜しこんまく(セメント質と歯槽骨とを連結している膜で、 歯周靭帯ししゅうじんたいともいう)から構成されます。
主として歯肉から炎症が起こる 歯肉炎しにくえんや 歯周炎ししゅうえんと、歯周組織の深部(セメント質、歯槽骨、歯根膜)から非炎症性で破壊が起こる 咬合性こうごうせい外傷に大別できます。日本人の約7割が歯肉に何らかの異常があり、働き盛りの中高年では、実に8割の人に歯周病があると報告されています。
これまで、歯周病は一度かかったら治らない不治の病ともいわれてきましたが、20世紀末になってその原因が次第に明らかになってきました。
歯肉炎や歯周炎は、口のなかにすんでいる細菌( 口腔常在菌こうくうじょうざいきん)によって起こる感染症であることに意見の一致をみています。また、咬合性外傷は、歯周組織の適応能力を超えた力が加わることによって起こることもわかっています。

気になられる方は、当院にご来院下さい。