歯周病に効く食べ物
免疫力を高める乳酸菌雑菌が繁殖し、歯茎で炎症が起きていたり膿(うみ)がたまっていたりする状態が歯周病です。
歯周病を予防するためには、この炎症や膿が出る状態を回避しなければいけません。
歯茎に雑菌が侵入しても本来の人間の機能をもってすれば退治できるはずなので、抵抗力・免疫力を高めることが歯周病の対策のひとつとしてあげられます。
人間の免疫細胞の多くは腸内にあると言われていて、腸内環境を整えることが免疫力を高めることにつながります。
ヨーグルトや乳酸菌飲料を積極的に摂取してみましょう。
弱った歯茎を修復するビタミンC
ビタミンCには人間の体の表面のあらゆる細胞の修復を促進する効果があります。
お肌への効果ばかりが注目されがちですが、口の内壁も広い意味での「お肌」です。
口内炎の対策にもビタミンCが効くとされているように、歯茎の修復にもビタミンCは高い効果を発揮します。
ビタミンCを多く含む食品といえば、緑黄色野菜・イモ類・果物などがあげられます。
かみ応えのある食品
「かむ」という行為は、唾液の分泌を促進します。
唾液は、歯周病の予防に高い効果を発揮する体の機能のひとつです。
ただし、ずっとかみ続けられるからといって「ガム」はあまりオススメできるものではありません。
ガムは後述する「糖分を多く含む食品」に該当しますし、唾液がガムに吸収されてしまい、あまり唾液による歯周病予防の効果が期待できなくなるのです。
もし、ガムをかむ場合には、キシリトール入りのものを選びましょう。
抗酸化作用のある食べ物
歯周病の原因のひとつには、口の中が酸化するという現象が上げられます。
そこで役立つのが、抗酸化作用のある食べ物です。
抗酸化作用の高い食べ物には、以下のものがあります。
カロチンを多く含むカボチャやニンジンなど
リコピンを含むトマトなど
アントシアニンを含むナスやブルーベリーなど
アリシンを含むニンニクやショウガ・ネギ類など
ルチンを含むそばなど
イソフラボンを含む大豆など
ポリフェノールを含む紅茶・ウーロン茶・ココア・コーヒー・緑茶など